藁の盾

藁の盾

公開日:2013年4月26日

主演:大沢たかお

その他の出演者
藤原竜也
松嶋菜々子
岸谷五朗
伊武雅刀
山崎努

藁の盾のあらすじ

孫娘を殺された経済界の大物が、「犯人の清丸国秀を殺したものに懸賞金10億円を出す」とインターネットで告知します。

金目当てに国丸を殺そうとする多くの日本国民を前に、警視庁の銘刈警部は国丸を九州から東京へ護送する任務を言い渡されました。果たして無事に東京へ護送することはできるのでしょうか?

公式予告動画

藁の盾のレビュー

<レビュー記者:30代男性 投稿者:ももりん>

大沢たかお演じる警部が主人公のこの映画。
10億円という大金を目的に国丸殺害を狙う多くの日本国民たち。
金目当ての悪人から、お金に困ったがゆえに殺害を実行しようとする人のいい小市民まで、あらゆる人間に狙われている感覚。

そして、護送という任務を言い渡されたがゆえに、そんな人間たちから極悪非道の幼女殺害犯を必死に守るということに、葛藤を感じつつも任務を全うし続けようとする警部の心理描写が、手に汗握るスリリングさを演出します。

さらに、国家の許可を得て殺害した者も懸賞金の支払いの対象とする条件があることから、本来なら国家の治安を守るはずの警察官たちでさえも国丸を殺害しようと奇襲を仕掛けたりします。

まさに、本当の意味で日本国民全員に狙われていると言っても過言ではない、味方すらも全員敵に見えるという極限の状態で、護送メンバーのお互いがお互いを疑うなどのハラハラする描写が続きます。

本当に警部たちは最後まで国丸を守ることはできるのか?
それとも護送メンバー、国丸含め全員殺されてしまうのか?
はたまた、思いもよらぬ人間が国丸を狙うことになるのか?
最後まで結末がわからない展開は、ハラハラしっ放しの120分になるはずです。