サバイバルファミリー

サバイバルファミリー

公開日:2017年2月11日

主演:小日向文世

その他の出演者:深津絵里 泉澤祐希 葵わかな

サバイバルファミリーのあらすじ

突然に訪れた東京の危機。電気がつかなくなり、原因不明の停電になりました。最初は、そのうち、停電もおさまるだろうと思っていた人々も、停電は、続きました。いつも電気は普通にあるものと思っていた人々が、それによって、東京を離れ、食料を求めて家族で放浪の旅へと出発します。そこに起こる、人間関係、家族が協力し合い、家族の温かい姿を描いている心温まる映画です。

公式予告動画

サバイバルファミリーのレビュー

<レビュー記者:60代以上女性 投稿者:ノンノン>

突然、原因不明の停電が起こるなんて、考えられないほど、今や、電気はあって当たり前のものとなっています。突然に起こった悲劇です。最初は、そのうち復旧するだろうと軽く思っていた人たちも、電気のない生活を送るうちに、食料もなくなり、水も底をつき、パニックに陥っていきます。

東京という大都会に起きる原因不明の電気消滅により、大都会も廃墟寸前にまで陥っていき、そこから家族ではい出そうと、必死に逃げ出していきます。

サバイバルファミリーという映画の題も本当にピッタリの映画だと思います。4人家族、学生の娘、息子は、本当に現代っ子そのもののこどもでした。携帯も使うことができず、自転車を手に入れ、東京を離れていきます。

そして、家族が、雨に濡れ、住むところもなく、鹿児島の実家を目指して、自転車で旅立っていくのです。食料を調達するのも、火をおこすのも、水を得るのも困難な中、何とか自分たちの手でそれらを手に入れ、生きていこうとする姿は、心打たれるものでした。

また、東京で暮らしていた時の家族の関係、人間模様もこのすさまじい生活の中で、家族が協力し合い、お互いを認め合う、優しい家族関係にどんどん変わっていきました。

実際にはこんな生活は決してないと思うのですが、やはり、今の安定的で穏やかな日本からは想像ができませんでした。そういう意味でもとても考えさせられる映画だったと思います。