ミッション: 8ミニッツ

ミッション: 8ミニッツ

公開日:2011年4月1日

主演 ジェイク・ジレンホール

その他の出演者
ミシェル・モナハン
ヴェラ・ファーミガ
ジェフリー・ライト

ミッション: 8ミニッツのあらすじ

死者の脳を通じて死の直前8分間の記憶を追体験できる装置を使い、列車爆発テロ犯を突き止めることを命じられたスティーブンスは、犠牲者の一人ショーンの記憶の中に入り込む。彼は爆破までの8分間を繰り返し体験する中、次第に犯人に近づいていくが、このミッションには同時にある恐ろしい事実が隠されていた。

公式予告動画

ミッション: 8ミニッツのレビュー

<レビュー記者:40代男性 投稿者:take0416>

ミッション: 8ミニッツは「月に囚われた男」で有名になったダンカン・ジョーンズ監督の第2作で、前作同様に低予算にも関わらず、設定とストーリーに優れた知的なエンタメ作品になっています。

本作はいわゆる時間SF、その中でもリプレイもの、ループものなどと称されるタイプの作品で、主人公は同じ時間を何度も繰り返す中、事件の真相に近づいていきます。

ただし、この作品が他のループものと異なるのは、繰り返される時間は死者の脳を介して再生される擬似的なものであり、実際に時間が戻っているわけではないということ。記憶の元となっている脳の持ち主ショーンやその他乗客が列車爆破テロによって死亡しているという事実は変わることはなく、スティーブンが行っているのは、あくまでもテロ犯のさらなる再犯を防ぐための捜査なのです。

この事実は、物語が進むにつれて重大な意味を持ってきます。スティーブンス(inショーン)は8分間の中で隣席の女性クリスティーナと何度も会話し、親しみを感じていきますが、彼女はもう死んでおり、助けることはできません。

列車で移動中のビジネスマンや家族連れ、老夫婦たちも、すでにこの世にはいないのです。今目の前にいる人々を、自分はもう絶対に救うことはできないという絶望のミッションに立ち向かうスティーブンスの挑戦は、どんな結末に向かうのか。想像もできないエンディングが待っています。

しっかりと練られたストーリーと意外な結末に加え、ファンタジックなラブストーリーとしても楽しめる素晴らしい作品です。