ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

公開日:2016年11月18日

主演:エディ・レッドメイン

その他の出演者:
キャサリン・ウォーターストン
ダン・フォグラー
アリソン・スドル
エズラ・ミラー
サマンサ・モートン
ジョニー・デップ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のあらすじ

ハリー・ポッターのスピンオフ作品で、ハリー達が使っている教科書の作者が主人公。ニューヨークが舞台で、魔法生物がトランクから逃げ出してしまう。

公式予告動画

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のレビュー

<レビュー記者:20代女性>

小学生のころにハリー・ポッターを読んでからポッタリアンになった私ですが、ファンタビを見てから、「ああ、そういえばハリー・ポッターは児童文学だった」と思い出しました。それくらい自分が大人になったということですが、子どもでも楽しめるわかりやすい作りにもなっています。
しかし、ハリポタシリーズからの伏線がもう張り巡らされていることに私が気づかないわけがない!死の秘宝を表すマークが垣間見えたり、ダンブルドアと親しかったあの人が出てきたり。ハリー達とは時代が違うので、ファンタビとハリポタシリーズの間の知られざるその隙間をうまいこと埋めるようにできています。
J.K.ローリングさんは、ツイッターで映画を見た人の質問にこう答えていました。「これからの作品で何故かはわかるから!約束する」と。前5部作になるので、かなり濃い話になると予想します。
また、今まではイギリスが舞台だったのでイギリス人俳優を出していましたが、ここにきてハリウッド俳優のジョニー・デップが来ました!結構重要人物なので好きな人はたまらないのではないでしょうか。次回作以降の登場が多くなりそうです。
アメリカとイギリスで非魔法族の呼び方が違うなどの細かい設定にも萌えました。


<レビュー記者:30代女性 投稿者:さとあり>

ハリーポッターのスピンオフシリーズとしてスタートしたのが「ファンタスティック・ビースト」です。すでにハリーポッターはシリーズも完結していますが、懐かしい魔法の世界を再び味わえる!映画です。

ファンなら誰もが知っている懐かしい魔法も飛び出してきます。そしてその魔法の世界を満喫できるのが、ハリーポッターではあまり見ることのなかった魔法生物の存在です。どことなく既存の動物に似ているけれど、ちょっとおかしな生物たちを保護するために飼育しているニュート、人とのコミュニケーションは苦手でコミュ障気味な魔法使いです。

ですが魔法生物学者をしているだけあって、魔法生物に対する愛情は強いものがあります。逃がしてしまった魔法生物を一生懸命、そしてちょっとこっけいに1匹ずつ捕まえていくシーンもドキドキさせられます。

そして魔法というものを際立たせるために存在しているのが、今作ではノー・マジと呼ばれる魔法が使えない人間のジェイコブです。彼が始めて体験する魔法や魔法の世界に驚いているシーンでは、視聴している側の気持ちをうまく代弁してくれています。

そしてノー・マジと魔法使いの間のほのかな恋、その二人の恋の行方にも少しドキドキさせられるのがハリーポッターではなかった展開ですね。事件が解決した時記憶を消されてしまうジェイコブの、その後の暮らしも気になります。

魔法を使うシーンではスピード感があり緊迫した展開も見られますが、あくまでも魔法は補助的な感じでニュート自体はそれ程魔法が得意ではない魔法使いのような感じがしました。

この魔法使いの旅は1作目ということですので、今後のニュートの成長も楽しみになってしまいます。