ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
公開日:2012/2/18
主演 トム ハンクス
サンドラ ブロック
トーマス ホーン
マックス フォン シドー
あらすじ
アメリカ史上でも最悪な事件の911で父を失った少年トーマス。父を失ってから一年が過ぎたころ、クローゼットの中でカギを見つけた。そのカギの意味を調べていくと、たどり着いたのは・・・
公式予告動画
レビュー
<レビュー記者:20代男性>
この映画を見た時に、本気で泣きました。主人公の子供はもともと障害を抱えており人と接するのが苦手な子供でした。しかし、父が残した鍵の意味を探すためにはどうしても人との会話を避けては通れない。幼い主人公にとって自分の障害と向き合うことは父を失った経験と向き合う事と同じくらい辛いこと。しかし何度も挫折を経験しても主人公は決してあきらめることなくひたすら鍵の意味を探す旅を続ける。どんなに辛くても、くじけても決してあきらめない。そして苦労を乗り越えてようやく鍵の謎にたどり着いたが、実は鍵には何も意味がなかった。そのことを知った主人公は自暴自棄になるが、実は目に見えるものがすべてではなかった。見えないものが彼を強くし、たくましくしていた。決して世の中に無駄なことなどないと教えてくれました。
現代の風潮としては、目に見えないものには価値を見出せず取り組まない人が多い。しかし、友情、人間関係、信頼、人間としての成長など決して目に見えないものが必ず培われている。大人になるにつれて目に見えるものだけを追いがちになってしまいます。この映画では、目に見えないものを追う大切さを教えてくれます。特にこの主人公の子供が目に見えないものを追う中で成長していく姿には本当に感動です。