Emma エマ
公開日:アメリカ1996/08/02 イギリス1996/09/13 日本1997/04/19
主演
グウィネス・パルトロー
その他の出演者
トニ・コレット/ユアン・マクレガー/ジェレミー・ノーサムなど
Emma エマのあらすじ
エマ・ウッドハウスは上流社会に属する、若く、美しく、良心的な女性です。彼女は自分は恋のキューピット役を務めることができると思って、親友の結婚につながる恋人探しに乗り出します。そんな彼女には、彼女のことを遠くから見守っている男性がいるのでした。
公式予告動画
Emma エマのレビュー
<レビュー記者:40代女性>近代イギリス文学を代表する作家であるジェーン・オースティンの作品は多く映画化、ドラマ化されていますが、「Emma」を映像化した作品の中では、公開から10年経った今も、これが一番素晴らしいと思います。何より、エマ役のグィネス・パルトローと、ナイトリー役のジェレミー・ノーサムが、イメージ通りです。こんなにぴったりと役を演じられては、これから映像化される時に、この役をする人がかわいそうになる程です。
この作品中、私には3つ、印象的な場面があります。1つ目はダンスの輪に入れないエマの親友をナイトリーがスマートに踊りの輪に入れてあげる場面です。エマの表情の変化に注目です。2つ目はエマがピクニックで不幸な境遇にいる女性を侮辱してしまう場面です。ナイトリーと家庭教師の目での演技、注意を人に促す時に参考にできます。3つ目はエマがナイトリーに自分の気持ちを伝える場面です。なかなか伝えられないもどかしさに、エマでもないのにどきどきしてしまいます。これからこの作品を見る方は、ぜひ注目して観てもらいたいです。
主人公のエマは無邪気過ぎて、ぎりぎりのところで頑張っている人には、かき回すだけかき回してとムカムカするかもしれません。でも、エマが生きている世界自体はとても綺麗で、癒されます。ゆったりとした気分で観たい作品です。